2014マンガ大賞を受賞したことでメディアにも取り上げられた作品なので秀逸なのは間違いないが、意外と知られてないのが悔しい。

とにかく、作者の森薫さんの画力がすばらしい。アミルをはじめ可愛い嫁たちの織り成す、生活を追っているだけなのに、どうしてこんなにハマるのか。アミルの8歳下の夫カルルクが徐々に(本当に徐々に!)成長していく様もいじらしい。12歳のカルルクの、幼いなりに逞しい夫としての姿や、年上だけど、控えめだけど勇猛なアミル。その二人を支え見守る家族たち。
異国の文化ではあるが、こんなにも温かく、そして厳しい生活がうらやましくも感じてしまう。
ありありとその温度を感じられるのは、森薫さんの書き込みの細やかさにある。布、動物、宝飾品、食べ物・・・香りや手触りさえも感じられそうだ。
アミルだけではない。タラスの涙、ふたごのライラとレイリ(可愛い!)、アニスとその姉妹妻の乙嫁っぷりも見どころ。
次の巻、ツンデレ?なパリヤのお話もとても楽しみだ。